厚労省が定めた美白の有効成分とは?
最初のページでは、シミ対策に「医薬部外品」の美白コスメが有効である事を中心に書いてきました。
美白コスメの本来の目的は、シミ、ソバカスの予防である事や、出来てしまったシミにはハイドロキノンという成分が有効である事にも触れました。
ハイドロキノンは、濃度の濃いものはお医者様からの処方箋が必要だったりするものなので、取り扱いには十分注意した方がベターですね。
ネットや店頭でも簡単に手に入りますが、刺激が強いので取り扱いは自己責任という部分は否めません。
さて、今度は有効な美白成分についてちょっとご紹介していこうかと思います。
日本の厚生労働省が基準を定めている美白の有効成分は20種類ぐらいあるそうです。
最近よく耳にするものをいくつかご紹介すると…
①アルブチン
コケモモから発見された美白成分。
メラニンの生成にスイッチを入れるチロシナーゼという酵素の働きをブロック
②ビタミンC誘導体
ビタミンCを吸収しやすく、また安定させたのがビタミンC誘導体という成分です。
シミの素、メラニンの生成を抑え、色素が肌に沈着するのを防ぎます。
お肌細胞を活性化する作用もあるので、ターンオーバーも整えてくれます。
人により、刺激を感じる場合があるようです。
③コウジ酸
日本酒やお醤油が発酵する時に活躍するコウジ菌からできた成分で、チロシナーゼの働きをブロックします。
また、年齢と共に肌が黄色っぽくくすむ「黄ぐすみ」にも効果があると言われています。
日本産の美白有効成分です。
④トラネキサム酸
皮膚の中でメラニンの生成が過剰にある炎症状態を鎮めてくれる効果があるそうです。
止血剤としても有名な成分ですね。
⑤プラセンタエキス
豚の胎盤から抽出された成分で、チロシナーゼの働きを抑えてくれます。
アンチエイジング成分としても人気ですよね。
その他の有効美白成分
- エラグ酸
- ルシノール
- リノール酸
- カモミラET
- 4MSK
- エナジーシグナルAMP
- マグノリグナン
- ニコチン酸アミド
ここにご紹介した有効美白成分は、どれも厚労省が定めた美白成分で、紫外線によるシミ、ソバカスを防ぐ効果があります。
「医薬部外品」「薬用」と書いてあればOKですが、どんな有効成分が入っているのか一通りチェックしてみると良いと思います。
というのも、美白成分には相性の様な物があり、その人に合った成分、あんまり合わない成分も存在するようなんですよね。
シミケアは長期戦と言われますが、半年、一年と続けて使ってみてイマイチ…という時は、違う種類の美白有効成分を配合したスキンケアに変えてみるのも良いそうです。
次回からは、いよいよ医薬部外品の美白オールインワンについて見て行こうと思います!
お楽しみに!